- 2021年4月8日
その日、朱音は空を飛んだ(文庫版)
高校の屋上から飛び降りた川崎朱音。しかし遺書は見つからない。SNSで拡散されている自殺の瞬間の動画を撮影したのは誰か、そこに映っていた”もう一人”は誰か、そもそも本当に自殺だったのか。朱音の死後行われた、いじめ調査のアンケートから見え隠れするのは、生徒たちの静かな怒り、妬み、欲望。しかし――真実だけは、決して誰も語らない。
高校の屋上から飛び降りた川崎朱音。しかし遺書は見つからない。SNSで拡散されている自殺の瞬間の動画を撮影したのは誰か、そこに映っていた”もう一人”は誰か、そもそも本当に自殺だったのか。朱音の死後行われた、いじめ調査のアンケートから見え隠れするのは、生徒たちの静かな怒り、妬み、欲望。しかし――真実だけは、決して誰も語らない。
学校の女王・京香に告白し振られた石黒くんが意識不明の重体で発見された。クラス全員に失恋をバラされたショックによる自殺未遂かと思われたが、学校は知らん顔。しかし半年後、名ばかりの偽善グループライン「石黒くんを待つ会」に、病院で眠り続けているはずの本人が参加し大混乱に。〝復活〟は復讐の合図!? 弱肉強食だった教室の生態系が崩れ出す。 『石黒くんに春は来ない』(幻冬舎文庫)
大ヒットシリーズ「響け! ユーフォニアム」の著者初の青春ミステリ。誰もが”あの時“経験したはずの(そして忘れてしまった) とても静かで生々しい青春のざらつき。 どうでもいいことが、死ぬほど大切だった–—本当に? 最後一ページ。歪められた青春の真実が明らかになるスクールミステリ。